「超感星电音 (E-POP OF CHINA)」 の 配信を発表!ヒップホップ、バンドブームに続くのか ?

公開日 2022年7月4日 最終更新日 2022年7月6日

中国TOP100DJsとプロデューサー、歌手によるコンペティションリアリティーショー・「超感星电音(E-POP OF CHINA)」が7月8日からYOUKUで配信されることが発表された。

中国国内でエレクトロニックミュージックはZ世代を虜にしており、2021年には5億3000万人のユーザーに達すると予測されていた。2021年のDJMag Top100DJsには9人の中国人DJがランクインし業界での中国の影響力が年々増している一方で、中国国内の80%以上の音楽ファンはまだまだエレクトロニックミュージックについて学ぶ必要がある。

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「中国有嘻哈(The Rap of China)」でヒップホップブーム、「乐队的夏天(The Big Band)」でバンドブームが起きたように、「超感星电音(E-POP OF CHINA)」も続くのか?

中国で制作された電子音楽のコンペティションリアリティーショーは「超感星电音(E-POP OF CHINA )」が初めてではない。

2018年にTencentが制作した「即刻电音(Rave Now)」にはPanta.Q, Dirty Class, Unity, Jasmine Sokkoなどが出演し、Alan Walkerがゲストメンターとして出演した。優勝者にはTomorrowlandのメインステージ出演が約束され、優勝者した蒋亮は2019年のTomorrowlandに出演した。

当時の中国はEDMフェスの急増とともにファンが増加し、多くの外国人DJ・プロデューサーが来中する一方で、国内のプロデューサーは極一部にしか知られていなかった。番組を通して国内のプロデューサー達の創造性を示しただけでなく、国内でより知られるようになった。

「ミュージシャンにとってバラエティ番組に出演するのは少し勇気が必要。でもそのステージに立つだけで観客の注目を集めることができる

2020年にMango TVで配信されたバンドコンペティション番組「我们的乐队(Me to Us)」にCORSAKが、2021年にTencent Videoで配信されたオーディションプログラム「創造営」と「明日创作计划(The Coming One 5)」にZok(李洛尔)が出演し、エレクトロニックミュージックに興味がなかったファンの獲得に成功した。両者に共通するのはテレビだからと猫を被らなかったこと、音楽への情熱が視聴者に伝わった点だ。実際、ZokのWeiboフォロワーは419人から33万人と大幅(約700倍)に増加した。

しかし、その風は業界に吹いてこなかった。中国は「箱推し」よりも「単推し」文化だからだろう。

業界の動きとしては2021年末に深センで「Electronic Music Industry Summit」を開催し、会社の垣根を越えて協力することで合意した。

最後に現地のファンに聞いてみた。

ヒップホップ、バンドブームに続くと思う?

「この番組は彼らが有名になるのに役立たないと思う。Tencentが「RaveNow」を制作したが、大ブームは巻き起こらなかった。」

 「YOUKUのバラエティ番組は視聴数が少ないのが心配。でも希望はある。バラエティ番組のおかげでラップやバンドブームが起きたから。」

出演者

Attack, 啊鑫×桃心脸哥, Carta, Chuck Tour, CORSAK, DEXTER KING, ESLEE, FSHO, GIFTBACK, 火星电台, Jamaster A, 讲究制噪, JOSHUA, JTK, KAKA, Luminn, Lizzy Wang, 刘炀, Mousse, NIA, SIENA, TERRY ZHONG, 晚安兔&Lona, West By West, WhyBeatZ, WILLIM, YÅKO, 粤发嚣张, Ziggy, 周智旭

阿云嘎,弹壳,米卡(INTO1),刘柏辛,刘雨昕,张靓颖

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